恋するビリジアン

NO NINOUDE,NO LIFE

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時間とか距離とか気持ちなんかが一瞬で甦るあの感覚

場所は雑貨モールの立体駐車場。
その見知らぬ女性と擦れ違った時に思わず振り返ってしまった。
あの香りだ。

普段なら見知らぬ女性に声とか掛ける性分ではないけれど。
振り返ったと同時に声を掛けてた。

あの、すみません。
その貴方が付けてる香水の名前を教えて頂けませんか?

声を掛けられた女性はびっくりしていた。
だけど、なにより1番びっくりしていたのはこの僕だ。
相手の事情とか考え無しで飛び込むのはいつ以来だろう。

瞬発力ならある。行動力はないが。同じな様にみえて決定的に違う。

さて、その見知らぬ女性は。
ちょっとはにかんで困った顔で笑い返してくれた。
そりゃ、そうだろうな。こういう時の顔って困りますよね。解かります。

とりあえず僕も微妙な笑顔を返す。さぁ、殺せ。

「イヴロシェのリラ」

そう女性は言った。イブレショの・・・・イラ?

「うぅん。違う。イヴロシェのリラ」

慌てて内ポケットを探る。たしかメモ帳があったはずだ。
あった。メモ帳。ペンは・・・。その時にあの香りがフッとした。
気付くとその女性が目の前にいた。
女性の手にはいつ取り出したのかボールペンが握られてて。
僕が広げたメモ帳にさらさらと香水の名前を書き込んでくれた。

「はい」

有り難う御座います。え、と。ずっと探してた香りだったんです。
頭を下げる。
顔を上げた時に、もうそれ以上なにも要求してくるなよのオーラが。
はい、そうですね。もう一度会釈をして。

モールの入り口へ向かう。
そして今頃ちょっとドキドキしてきた自分がそこにいた。
自動ドアの手前で振り返る。
何か気の利いた台詞とか言うべきだったかな。

20代の頃に10歳年上の女性と付き合ってまして。
その時の女性が付けてた香りが、今貴方が付けてる香りなんですと。
とってもとっても苦しい恋だったんですと。
  1. 2009/08/15(土) 03:37:53|
  2. 日々の泡
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

熟女好き

若い頃から年上好きだったんですねー。
香りは写真よりも記憶を鮮明に思い出すにはイイものだったりしますよね。

彼氏が浮気をした、とバレる要因に普段と違う女性がつける香水の移り香がするっていうのがあったりします^^

投げボーさんも気をつけてーb
  1. 2009/08/18(火) 08:26:20 |
  2. URL |
  3. ぱんだ #-
  4. [ 編集]

ぱんださんφ(゚ω゚*)

香りってさ。突然やってくるから。
別に思い出そうという意思とかに関係無くフラッシュバックするから。
それが良い思い出ならいいけどね。
そうじゃない場合が多いから結構な確率でうろたえてしまう。

あと以前に別の女性と車内でイチャイチャした後に、
何食わぬ顔で連れの家に行って。
ドア開けたら、
「ちょうど良かった。今から駅前のレンタル屋に一緒にいって」ですよ。
先に車に乗り込んだ時点で、あぁこれはヤバイと。
香りが残っていやがると。
勘の鋭い連れの事だからこれは確実にヌッ殺されると。絶体絶命。

そんな訳でハンドル握ってプルプル震えていたら連れが、
「もう花粉症で大変ー。鼻がフガフガして何も匂わない」と。

あの時ほど心の中で大きくガッツポーズした事はなかったよ。
  1. 2009/08/21(金) 01:37:04 |
  2. URL |
  3. 投げた途端ボーク #-
  4. [ 編集]

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